希望ナンバー制度の基礎知識
希望ナンバー制度とは？
希望ナンバー制度は、ナンバープレートの「一連指定番号」（4桁の数字部分）を自分で選べる制度です。対象は登録車（普通車、軽自動車など）。ただし、事業用軽自動車（黒ナンバー）やバイクは対象外です。
希望できる番号と種類
- 一般希望番号：人気が集中していない番号。
- 抽選希望番号：全国的に人気が高く、申込者が多い番号。以下はその一例です：
- 「1」「7」「8」「888」「1111」「2020」など
抽選対象番号の一覧は、希望番号申込サービスの各地域のページで確認できます。
申請方法と流れ
希望ナンバー申請が必要なケース
- 新車登録時
- 中古車購入時
- 引越しなどで管轄運輸支局が変わるとき
- ナンバープレートの再発行、交換時
申請方法の種類
1. インターネット申請
- 「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」よりオンラインで申請（24時間受付）
- 申請サイト：https://www.kibou-number.jp/
2. 窓口申請
- 各運輸支局に隣接する「希望番号予約センター」で申請
3. 郵送・FAX申請
- 窓口に事前連絡のうえ、申請書を郵送またはFAXで提出（地域により異なる）
必要書類一覧
| 書類名 | 説明 |
|---|---|
| 自動車検査証 | 現在の車両情報が記載された書類 |
| 申請書（希望番号予約申込書） | 希望番号、車台番号、車種区分などを記入 |
| 手数料納付書 | ナンバープレート代を支払うための書類（交付時に必要） |
| 使用者の本人確認書類 | 免許証など |
手続きの流れ
① 希望番号を決定し申請（インターネット or 窓口）
自分の好きな数字（例：777、1122など）を選び、**「希望番号申込サービス」**のWebサイト（https://www.kibou-number.jp/）または運輸支局・代行業者の窓口で申請を行います。
ナンバーの種類（分類番号・地域・希望番号）を入力し、抽選対象かどうかもこの時に判明します。
② 抽選対象番号の場合は抽選日に結果確認（毎週月曜）
「1」「7」「8888」など人気の番号は抽選対象番号となっており、申込件数が多い場合は毎週月曜に抽選が行われます。
Webで申請した人は、マイページで当選結果を確認できます。落選した場合は、再度申し込みが必要です。
③ 当選後（または一般番号の場合）支払い手続き
当選者（または抽選対象外の一般番号を申し込んだ人）は、所定のナンバープレート代金を支払います。支払い方法は、窓口または指定の銀行振込です（地域によって異なります）。
④ 「予約済証」交付
支払い後に「希望番号予約済証」が発行されます。これはナンバープレートを交付してもらう際に必要となる重要書類なので、大切に保管してください。
⑤ 運輸支局でナンバー交付手続き
車検証や申請書類一式を持参し、管轄の運輸支局にてナンバープレートの交付を受けます。この時、希望番号予約済証も必要です。
同時に、車検証の記載内容に変更がある場合は手続きが必要です。
⑥ ナンバープレート取り付け・封印（必要な場合）
交付されたナンバープレートを車両に取り付けます。普通車など封印が必要な車種は、運輸支局でその場で封印されます。
軽自動車などは封印が不要な場合もあります。
手数料・有効期限
- 通常ナンバー：4,000〜6,000円程度（地域により異なる）
- 図柄入りナンバー：7,000〜9,000円程度（寄付金付きの場合は＋1,000円〜）
- 予約済証の有効期限：交付可能日から1ヶ月以内
注意点・よくある質問
抽選番号に外れたら？
再度申請が必要です。抽選は毎週月曜に行われます。
どこで取り付ける？
ナンバーは運輸支局で受け取り、自分で取り付けます（封印が必要な場合はその場で対応）。
中古車でも取得できる？
可能です。名義変更や番号変更時に申請します。
軽自動車にも付けられる？
自家用の軽自動車は可能です。事業用は不可。
まとめ
希望ナンバー制度は、車両に個性を与えるだけでなく、所有者にとって特別な意味を持つナンバーを実現できる制度です。申請はインターネットでも可能で、抽選番号を除けば比較的簡単に取得できます。
車検証や本人確認書類、必要書類を揃えたうえでスムーズに申請を行えば、煩雑な手続きを避けることができます。特に人気のある番号を希望する場合は、抽選のタイミングや有効期限をしっかり確認し、再申請に備えておきましょう。
愛車に「思い出の数字」や「縁起の良い番号」をつけることで、より愛着の湧くカーライフが手に入ります。ぜひ制度を活用して、自分だけのナンバーを取得してみてください。